Column実務のアレコレ

弊社担当者が作成した記事等を掲載しております

IPOへの苦難の道7 ~IPO事前レビュー~

全般/IPO

いざIPOを目指そうと考えたときに皆さんは何から始めたらいいかわかりますか?
社内や知り合いにIPOの経験者がいればその人がどうすればいいかの指示をくれるかと思いますが、大概の方は何をしたらいいかわからないと思います。

IPOを目指す時は必ず主幹事証券になってくれる証券会社と契約しなければなりません。
IPOで何をすればいいかは、この主幹事証券が課題を教えてくれて対応していくことになります。
ただ、これは主幹事証券と契約を締結しなければならないですし、当然契約以降は上場まで継続的に費用も発生します。(通常は2年間から3年間。社内がボロボロの状態で契約した場合はもっと。)

社内の管理体制に対してある程度自信がある会社は上記のように主幹事証券にいきなりお願いするのもありかと思いますが、そうでない場合はIPO支援をやっているようなコンサルティング会社に事前のレビューをお願いすることをオススメします。

ただ、レビューしてもらう際に覚悟しておいて欲しいことは、「御社の社内の体制はボロボロです」という状態を思い知らされる報告書が上がってきます。

報告するこちら側も「なんか…出鼻を挫く感じですいません…笑」という申し訳ない気持ちになります。

そんなに元気が無くなる姿を見ると心苦しいです。

ただこの段階で指摘が大量に出されるのはどこの会社でも同じなので、あまり気にしないで欲しいなぁと思います。

これからIPOを目指そうという方は、事前にレビューしてもらうことでスケジュール感やIPOまでの遠い道のりが把握できるかと思うので、是非とも活用していただければと思います。

 

執筆 宇佐見